2016年6月29日水曜日

こんなに危険:やっていけないペットボトルの使い方

ペットボトルは軽くて便利ですが、見かけ以上に様々な工夫がなされている。

まず、ペットボトルには,円筒型の炭酸系と四角や六角型の非炭酸系がある。炭酸系の場合、二酸化炭素が高圧で封入されているのでそれに耐えられるように円筒型になっている。

キャップにも安全のための工夫がある。

炭酸系のペットボトルのキヤップを緩めた時、中身が吹き出すだけならよいが、キャップが勢いよく飛んで怪我をすることがあった。

現在の炭酸系の飲料のキャップには、内圧で飛び出さないように、内側にねじに垂直に(縦に)溝が切ってある(↓)。この溝は「ベントスリット」と呼ばれている。

炭酸系の飲料は振ったり衝撃を与えると、二酸化炭素が気化し内圧が高くなる。この状態でキャップを少し緩めると、中身がベントスリットを伝わって漏れ出てくる。プシューッという音がそうだ。ついでながら、キャップの内側でなくペットボトルの口の外側に縦溝が切られている場合もある(↓)。

非炭酸飲料のたとえば水などではキャップには縦溝が切られていない。このキャップを炭酸飲料のペットボトルのキャップとまちがって交換すると、キャップが飛び出して事故につながる。

非炭酸飲料でも、お茶や果汁などが入っている飲料を口飲みした後で残して放置したとする。この時混入した菌が増え二酸化炭素が発生し,内圧が高まってしまうことがある。もちろん、中身は飲めないが、開けるときが大問題。

ベントスリットが切られていないので、キャップが飛び出す可能性があり、アブナイのです。最近、そのような事故が起こる例があることから、非炭酸飲料にもベントスリットが切られたキャップが使われてきている。





広島ブログ