福山雅治のタイヤ「エナセーブ」のCMでのつぶやきがリニューアルされた。今回も山口県出身の俳人、種田山頭火(1882-1940)の俳句。
前回は、「ほととぎす あすは あの山越えてゆこう」だった。(以前の解説のblogはココ)
今回は、2種類のバージョンがあって、どちらも山頭火が雪について読んだもの。
「雪へ轍の一すぢのあと」
「雪がふるふる雪見てをれば」
山頭火がそのねぐらである其中庵で、降りつもる雪を見ながら、以前に九州を雪中行乞、
ものもらいしながら歩いたときの情景を浮かべて読んだ俳句。
雪降る中、雪道に車のわだち(轍)がただただずっと続いているのが眼前に見える。遠くの山の雪景色の美しさにも感動する。
2つめは、雪をみているとよくもまあ降るものだ、そのままの意味だろうが、其中庵で外を見つつ過去を思い出していると、どんどん頭に浮かんでくる、あのとき自分がしんみり立っていた雪の道が。。
種田山頭火という人の、生い立ちについては(以前の解説のblogはココ)。
今回のCMは冬バージョンで、冬タイヤ「ウインターマックス」のCM。