2014年10月13日月曜日

飲酒後アルコールが抜けるまでの時間はどれくらい?

酒は百薬の長。これは間違っていない面もあるのだが、飲酒運転での事故は未だに絶えない。時には、人身事故になって、つい最近も小樽で飲酒運転で女性4人が死傷して、被害者親族が加害者に対して、過失ではなくて、危険運転致死傷罪の適用を訴えている。

飲酒運転を原因とする事故件数は、年々減っていて、2013年では4300件くらい(日本損保のデータ)。県別でみると、愛知、大阪、千葉の順で多い。

お酒を飲んだ後、車に乗らないに越したことはないし、代行という手段もあろう。しかし、どのくらいでアルコールが抜けるかも知っておいてもよいと思う。

お酒を飲んだ時、自分では意識が正常だと思いこんでいても、アルコールによって確実に判断力や運動能力が落ちている。

検問などで、呼気中のアルコール濃度が一定数値以上の状態で運転していると「酒気帯び運転」となる。また、たとえ数値が低くとも運転能力を欠く状態だと「酒酔い運転」となる。

「酒気帯び運転」では、0.15 mg以上で違反点数13点、0.25 mg以上で25点、「酒酔い運転」では、違反点数35点である。即座に免許が取り消され、再度とるには3年待つ必要がある。

下のグラフはビールを飲んでからの血中アルコールの濃度の時間変化を示す。縦軸は%なので、0.01が上の数字で言うと、0.1mgに相当する。血中濃度は体質、体重、健康状態によって変わるが、350mLの缶ビール1缶の分解には2時間必要となる。缶ビール2缶だと4時間。

飲んだビールやワインなどの量、体重、体質を入れて、血中アルコールが下がるまでの時間を計算してくれるサイトはココ

お酒を飲んでからそんな計算はムリという人は、携帯タイプの測定器もある。息を吹きかけるだけのアルコールチェッカー(↓)はなかなか便利。(先日紹介した、口臭チェッカーと兼ねるのはないかと調べたがなさそうだ。)



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