日本を訪れる外国人の間で、ランドセルが自国へのお土産として人気を呼んでいるという。
人気に火をつけたのは、米国女優で歌手のズーイー・デシャネルさん。今年春、ニューヨークで赤いランドセルを背負って歩いている姿がメディアで報じられた(↓)。
もう1つの人気の理由は、日本のアニメが非常に人気で、そのアニメのなかでよくランドセルが出てくるからだそうだ。
購入しているのは、中国、台湾の人が一番多いが、他の国の人もお土産として購入しているという。
ランドセルは、もともと幕末に洋式軍隊制度を導入するとき、オランダ由来の背嚢を使った。オランダ語で「ランセル」または「ラヌセル」とよび、それがなまって「ランドセル」になったとされる。
通学カバンとしての利用は、学習院初等科が起源とされる。当時皇太子だった大正天皇の学習院初等科入学の時、伊藤博文が祝い品として背嚢カバンを献上、それがきっかけで世間に徐々に浸透して今のようなランドセルになったとされている。