2016年6月11日土曜日

モハメド・アリ死去 元ヘビー級王者

元ヘビー級プロボクシング王者、モハメド・アリが3日、米アリゾナ州の病院で死去した。波瀾万丈の人生だった。

1960年ローマオリンピックでで金メダルを獲得。その後プロに転向し、1964年にはソニー・リストンを倒して世界ヘビー級王座を獲得した。時代はまだ黒人を認めない時代。「俺は偉大だ」と言い続けたのは、差別の目に勝つためだったかもしれない。

ヘビー級にもかかかわらず、軽快なフットワークで「蝶のように舞い、蜂のようにさす」というボクシングスタイル。

ジョージ・フォアマンとの一発大逆転タイトルマッチ(キンシャサの奇跡)や、ジョー・フレージャーとの死闘など、ボクシング史上に残るたくさんの名勝負を行なった。日本では、1976年にアントニオ猪木との異種格闘技の試合が記憶に残る人も多いだろう。

途中、ベトナム戦争への反対を理由に米軍への入隊を拒否して、王座を剝奪されたが、ライセンスを再び取得し、通算3度のチャンピオン奪取成功と19度の防衛に輝いた。

引退後はパーキンソン病に悩まされ、闘病生活が続いていたものの、96年アトランタ五輪では聖火の最終点火者として登場した。2005年には、米国「大統領自由勲章」を受章。

昨年末、米大統領候補のドナルド・トランプがイスラム教徒の米国への入国禁止を主張したとき、アリは批判して米社会に影響を与えている。

記憶に残る巨人がまた一人いなくなった。74歳だった。

モハメッドアリ


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