2015年6月29日月曜日

日焼け止め成分が男性不妊、さらに発ガンの原因に?

日焼け止めの紫外線カット成分として一般的に使われている化学物質が、男性不妊の原因になる可能性があるという(米国立衛生研究所の調査結果)。

男女500組を対象に、男女から採取した尿の成分を継続的に調べ、妊娠するまでの期間との関係を比較した。

その結果、妊娠までに時間がかかったカップルの男性の尿から「ベンゾフェノン2(BP-2)」「4HO-ベンゾフェノン」という2種類の化学物質が高い濃度で検出された。これらの化学物質が男性不妊に関与していると結論された。

BP-2や4HO-BPは、日焼け止め、保湿ケア用品やシャンプーにも使われていて、紫外線を吸収する働きがある。

今の所、これらの化学物質がどのようなメカニズムで男性不妊を引き起こすかはまだ解明されていない。ベンゾフェノンに女性ホルモン活性があるという報告があるので、この効果が原因かもしれない。

また、ベンゾフェノンは発ガンの可能性のある物質として、国際ガン研究機関によって分類されている。

日焼け止めをつけたら、必要なくなれば早めによく洗い落とすことが大事。化粧品に最初から日焼け止め効果があるものは、どうしたらいいんでしょうね。また調べてみます。

松崎しげる


広島ブログ