多くの人はいつか必要になると思うので、知っておきたいところです。取得タイミングが案外むつかしいです。
高齢者による車の事故がが増える中、免許証の自主返納制度がスタートし、その促進策としてできたのが、「運転経歴証明書」。
「運転経歴証明書」の見かけは、ほとんど車の免許証と同じで写真もついている。ただ、
「自動車等は運転できません」と書いてある。「ゼロ免許証」とも言われている。
メリットは、「運転経歴証明書」が身分証明に使えること。銀行などの金融機関で口座を開設するとき、本人確認の郵便物を受け取るとき、レンタルショップの入会申し込み時などに本人確認として使える。案外本人確認が必要な機会は多いので、そんなときに便利。
(もちろん、本人確認に使えるものとして他に、パスポート、住民票などもあります)
「運転経歴証明書」を発行してもらうには、有効な運転免許を申請して取り消した人に限られ、期限が切れた免許証での申請はできない。
また、運転免許を取得したことがない人は発行されないので、単なる身分証明書として発行してもらうことはできない。また、免停になっている人も「運転経歴証明書」を発行してもらえない。
交付手数料は1,000円。更新しなくてよいので永久証明書。
ということで、この証明書を手に入れるには、運転免許が有効なうちでないといけないので、もし車を運転することが今後ないと決めた方は、免許が有効なうちに「運転経歴証明書」を発行してもらっておくとよいです。