2018年7月18日水曜日

チョウセンアサガオ:誤って食べるとアブナイ



もう少し前、岡山県で、チョウセンアサガオをクウシンサイと勘違いし、葉と茎をいためて食べて、意識障害などの食中毒で入院したとのニュースがあった。

チョウセンアサガオは南アジア原産で、名前の朝鮮が原産という訳ではないそうだ。かなり有毒で、食べると意識障害・幻覚などの症状がでる。調理・加熱しても毒性は減らない。あまり知られていないが鎮痛剤・麻薬にもなる。

江戸時代の医者、華岡青洲が、世界初の全身麻酔手術に成功した時に使ったのもチョウセンアサガオ。

チョウセンアサガオは、花がアサガオのようなロート状の白い花を咲かせる。今回間違われた空芯菜(エンサイともヨウサイとも)も同じような花を咲かせるので、間違ったのかも。

ただ、チョウセンアサガオの葉は、丸めで大きい。一方、空芯菜の葉は細長い。「空芯」というくらいで、茎は中が空洞のストロー状になっている。

他にも、チョウセンアサガオの根をゴボウと間違えたり、つぼみをオクラと間違えた事例もあるとのこと。


右:チョウセンアサガオ
左:空芯菜


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