「突発性難聴」は,年齢に関係なく突然聞こえなくなる病気。歌手の浜崎あゆみや大友康平が発症をしていることでも有名。
年間発症数は4万人で,ガンの発症者99万人,脳卒中29万人から見れば少ないですが,自分に降りかかってくる可能性がない訳ではありません。実際,私の母が若くして突発性難聴になっています。
原因は不明で、遺伝するわけでなく,糖尿病や高脂血症、ストレスや睡眠不足との関係が考えられています。内耳へのウイルス感染説もありますが決定的な理由は不明。
突然,やってくるみたいで,TVをみていたら片耳が突然聞こえなくなるなどです。
難聴に気づいたら、できるだけ早く治療を開始することが大事。発症から48時間が勝負で,治療を早く始める必要があります。
治療法は確立されていませんが、安静のために入院し、ステロイドホルモンを投与するのが一般的な治療法。
それでも,3分の1が完治し、3分の1が回復しても難聴が残り、残りの3分の1は治らずに終わります。放っておくと,治ることはありません。
脳卒中の場合2.5時間以内,心筋梗塞は2時間以内の処置が必要ですが,同じように「突発性難聴」について,リミットの時間を覚えておきましょう。