門脇由蔵が、観光開発のため構想し、昭和50年4月、息子の門脇栄が開園した。園の名前の由来は、父の「志」とその名、由蔵の「由」をとって由志園と名づけられた。
かなりりっぱな日本庭園で、中央の池にぼたんの切り花が全面に浮かべられていたのが圧巻だった(↓)。植えられたぼたんの花もそこここにあり、なかなかこれだけの数は他で見たことがない。
大根島は、年間180万本のぼたんを出荷していて、日本一とのこと。シャクヤクの苗木にぼたんの芽を継ぐ方法で、ぼたんの成長を早めることができるようになり、量産化ができるようになった。今では、世界中に輸出しているとのこと。
大根島は、高麗人参の生産地としても有名で、松江藩の時代に雲州人参の栽培に成功して、藩のドル箱になっていたという。高麗人参は、一度収穫するとその土地は15-20年間、次の苗を植えることができない嫌地の性質を持っている。これを改善するノウハウを持っていたわけだ。
高麗人参の入ったドリンクをいただいたが、まずまずの味だった。