子供のあいだで、RSウイルスが大流行している。ノロウイルスもこの12月から1月がピークで、こちらはもちろん年齢に関係ない。
RSウイルスは、免疫が発達していない0〜1歳児での感染が多く、重症化すると細気管支炎、肺炎、さらには急性脳症なども発症する。
RSウイルスは、誰でも2歳までには1度はかかり免疫を持つので、感染しないはずだが、体調が悪かったり、老化による免疫力が下がったりすると、大人でも感染する。
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器感染症。感染してから2~8日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続く。重症化する場合もあるので、注意が必要。
ノロウイルスといっしょで、ワクチンはないし、特効薬もない。治療は基本的には対症療法しかない。
どちらのウイルスも飛沫感染や、ウイルスがついたドアノブなどを触ってなる接触感染で広がる。
この時期は、インフルエンザもあるので、人ごみにでないようにすることと、石けんでの手洗い、うがいなどをしっかりやるしかない。お店の入り口によく置いてあるアルコールスプレーは消毒力が強いので見たら使っておきましょう。
ご自宅に置いて日頃から使うのであれば、アルコールに加えて、塩化ベンザルコニウム(オスバン)など消毒剤が入っているものがよい。ノロウイルス対策の詳細については、以前のBlog参照ください(ココ)。