2015年3月10日火曜日

「スパイシーキャビア」とは何でしょうか?当ててみてください。

辛明太子というのは、英語でなんというか調べていたら、「スパイシーキャビア」という言い方に出会った。

辛明太子は九州や山口では一般的かもしれないが、関西になると、明太子はあっても辛明太子は贈答品としていただく時だけという貴重なものになる。そんな辛明太子はまだまだ外国に出て行くことはなく、辛明太子に相当する英語もなかった。

それでも、「seasoned cod roe」という英訳はつくられているようで、「cod roe」というのは、タラの魚卵という意味。「seasoned」は味付けしている、という意味。

ところが、「seasoned cod roe」と外人に伝えるとイヤな顔をされてしまう。それは、魚卵を食べた経験がほとんどないからだ。

さて、冒頭のspicy caviar (スパイシーキャビア)というのは、うまいネーミング。食べたことがなくても、キャビアが高級食材であることを皆知っている。

「スパイシーキャビア」と言われると、これは、食べておかないと、と思うネーミング。「Edamame:エダマメ」や「Tofu:トウフ」のようにすでに日本語が定着するほど外国に浸透している場合はよいが、そうでなければ、正確にそのものを表現できていなくとも、食べたくなるような名前は大事かも。

ただ、キャビアなので、外の皮をとって売った方がよいと思う。今までのやり方を変えないと。

「和食」が世界無形文化遺産に登録された今、ネーミングも見直す必要がありそうだ。さて、それでは、ウナギの蒲焼きをどう表現しましょうか?      eel(ウナギ)は言葉だけで気味悪がられるので、 barbecued fish meatloafなんかどうでしょうか??


辛子明太子


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