2019年7月2日火曜日

山口県立美術館「下瀬信雄展」に行って来た



萩市の写真家、下瀬信雄の写真展がやっていたので,山口県立美術館に行って来ました。

今までも,下瀬さんの写真はいろいろなところで何度も見たことがありますが,今回はまとめて見れたのがよかったです。

今でこそデジカメが使えて,画像処理も簡単ですが,ネガ写真の時代にいろいろ挑戦されているのが面白い。たぶん暗室での作業では独自の工夫や技術が必要だったでしょう。

萩の地元をモチーフにした写真もたくさんありました。白黒写真はカラーの情報がない分,物の形や輪郭がはっきりしてくて,訴えて来るものが多いです。

会期は今週末までです。


「下瀬信雄展」
会期 〜2019年7月7日(日)
会場 山口県立美術館 [MAP]
住所 山口県山口市亀山町3-1
時間 9:00〜17:00(最終入場時間 16:30)
観覧料 一般 1,200円(1,000円)
シニア・学生 1,000円(800円)
18歳以下 無料






山口県立美術館




萩市在住の写真家、下瀬信雄(1944–)は、東京綜合写真専門学校で写真を学び、
帰郷して家業の写真館を継いでからは、ふるさとの文化や風土を独自の視点で撮るスタンスを貫いてきました。
萩の街並みや風景をとらえた最初の写真集『萩 HAGI』(1989年)は、
私的な視点から街の佇まいをみつめる感性が評価され日本写真協会新人賞を受賞。
萩を題材とするシリーズは、さらに6×6センチ判の中判カメラで自然や風景をとらえた「凪のとき」、
35ミリフィルムを用いた小型カメラによるスナップショットを集めた「風の中の日々」のシリーズへと展開していき、
次作『萩の日々』(1998年)に結実しました。
また90年代初めごろからは、4×5インチの大判カメラを用いたモノクローム撮影で自然界の中に潜む境界にせまる、
「結界」をテーマとするシリーズにも取り組み始めました。このシリーズから編まれた写真集『結界』(2014年)は、
第34回土門拳賞を受賞、下瀬信雄のライフワークとなっています。
本展覧会では、「結界」シリーズを中心に、初期の作品から近年のカラー写真まで、
写真家・下瀬信雄のこれまでの歩みをたどります。



下瀬 信雄 (しもせ のぶお)

満州新京市出身。1945年、萩市に引き揚げ。1967年、東京綜合写真専門学校を卒業後、萩に帰る。
以後萩を拠点に活動、ニコンサロンなどで多数個展を開催してきた。
現在までに写真集『萩 HAGI』(1989年)、『萩の日々』(1998年)、『結界』(2014年)を出版。
IBA(インターナショナル・ブロードキャスティング・アワード)非英語圏部門最優秀賞(2005年)、
第30回伊奈信男賞(2005年)、第63回山口県美術展覧会大賞(2009年)、
第34回土門拳賞受賞(2015年)など受賞歴多数。



会期 2019年5月23日(木)〜2019年7月7日(日)
会場 山口県立美術館 [MAP]
住所 山口県山口市亀山町3-1
時間 9:00〜17:00(最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※ただし、6月3日(月)と7月1日(月)は開館
観覧料 一般 1,200円(1,000円)
シニア・学生 1,000円(800円)
18歳以下 無料

※シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料
※障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料
TEL 083-925-7788

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