2013年8月17日土曜日

シャーガス病 初の感染者 カメムシが原因

厚生労働省と日赤は8月14日、中南米出身の40代の男性が6月に献血した血液の検査で、中南米の感染症「シャーガス病」の抗体陽性を国内で初めて確認したと発表した。

男性は、2006年ごろから少なくとも九回献血しており、日赤が男性の血液を調べたところいずれも抗体陽性だった。6月の献血は血液製剤メーカーや医療機関への出荷を差し止めたが、過去の献血を基につくられた血液製剤11本が8医療機関で10人程度の患者に輸血された可能性があることが判明。厚労省と日赤は患者の特定や感染の有無の調査を進めている。(読売新聞

シャーガス病は、中南米に生息する吸血性のカメムシ(サシガメ)が人の血を吸う時、カメムシの糞に存在する原虫(トリパノソーマ)が人の粘膜や傷口などから体内に入ることで感染する。10~20年は症状がないまま推移するが、心臓が徐々に肥大し、心臓破裂で死亡することもある。中南米ではマラリアに次いで深刻な熱帯病とされ、二千万人以上の患者がいると推定されている。国内にこのサシガメは生息していないが、出稼ぎ日系ブラジル人などが潜在的感染者と考えられ、今回のような献血や臓器移植などで、感染が広がる可能性がある。


2013年8月16日金曜日

山口県民の自慢 歴代総理大臣数日本一

ホテルなど、山口市のどこに行っても歴代の山口出身の総理大臣の肖像画が張ってある。小中高の学校でも維新の志士の話とともに、これらの総理大臣について聞く機会が多い。歴代総理大臣輩出数が日本一であることを、山口県民は自慢に思っている。初代・伊藤博文から始まり第90代・安倍晋三までの8名。以下が詳細。(参考HP

・伊藤博文(いとう ひろぶみ)
  初代総理大臣。通 算4度総理大臣に就任。 (光市出身)
 
・山県有朋(やまがた ありとも)
 総理大臣には2度就任し、日清・日露戦争を乗り切る。(萩市出身)

・桂 太郎(かつら たろう)
 明治の終わりから大正の初めにかけて3度総理大臣に就任し、通算在任期間7年10か月の記録をもっている。 (萩市出身)
 
・寺内正毅(てらうち まさたけ)
 大正5年に総理大臣に就任。 (山口市出身)

・田中義一(たなか ぎいち)
 昭和2年に総理大臣に就任、普通選挙による最初の総選挙を実施。 (萩市出身)

・岸 信介(きし のぶすけ) 
 昭和30年代に総理大臣になる。 (田布施町出身)

・佐藤栄作(さとう えいさく)
 岸信介の弟。連続在任期間7年8か月の記録をもっている。日本で唯一のノーベル平和賞受賞者であり、沖縄返還の立役者。 (田布施町出身)

・安倍晋三(あべ しんぞう)
 岸元総理を祖父に、佐藤総理を大伯父に持ち、平成18年に戦後生まれとしては初めての総理大臣に就任。病気で途中で退くも、平成24年に再度就任。 (長門市出身)

出身地は原則として、戦前は〈出生地〉を、戦後は〈選挙区〉を記載することになっている。菅直人首相は山口県宇部市で生まれだが、山口出身地にならない。一方、安倍晋三首相は、東京生まれ であるが、選挙区が山口県なので、山口出身になっている。


安部晋三



2013年8月15日木曜日

今蚊が危ない 日本脳炎

福岡県は、人への日本脳炎の感染の危険性が高まっているとして、「蚊に刺されないようにしてほしい」と注意を呼び掛けている。日本脳炎は、ウイルスを持った蚊に刺されることによって感染する。昨年は全国で2人の患者が発生し、うち1人は福岡県内だった。

県は、ウイルスに敏感で感染蔓延の指標にされる豚を調査。8月6日に採血した10匹全てが日本脳炎に感染していたため、注意喚起を出した。予防策として十分な栄養をとり、過労を避ける。子どもは予防接種を受ける、を挙げている。(2013年8月14日読売新聞)

ブタが日本脳炎に感染しているというのは、福岡県だけの話ではない。特に西日本で多いが、北海道でも報告がある。2006年の日本の県別のブタの感染率の厚生労働省の調査では、全国で起こっていることを示している。ブタだけではない。ペットのイヌも危ない。25%の飼い犬は日本脳炎に感染しているという山口大学の報告もある。

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスに感染したコダカアカイエカに刺されると感染する。潜伏期は6~16日間とされ、高熱を発し、痙攣、意識障害に陥る。発症してからの治療方法は対症療法のみ。致死率は20%程度であるが、半数以上は脳にダメージを受け麻痺などの重篤な後遺症が残る。

日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種が控えられたことがあった。その後は、新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっている。平成7から18年度に生まれた人(7歳から18歳)は予防接種をしていない可能性が高い。詳細は厚生労働省の以下を参照













2013年8月14日水曜日

理系の方が将来収入がよくなる

理系学部出身者は文系学部出身者より高収入、という結果が西村和雄・京都大学経済研究所特任教授、浦坂純子・同志社大学社会学部准教授らのインターネットを利用した調査(2010年)で明らかになった。(参考HP

理系出身者は収入の面で文系出身者に劣る、というのが通説となっており、若者の理系離れの原因の一つとされている。今回の調査結果は、こうした通説を否定するもの。

調査対象者のうち所得がある約1,600人を文系、理系にわけて平均年収を比べたところ、全体平均で約100万円、25-60歳まで5歳刻みの年齢別で見た場合でもすべての年齢で理系出身者が文系出身者を上回っていた。

通説に全く反する結果が得られたことに対し、西村教授らは「『理系離れ』が進む現在、重要なメッセージを投げかけている」と言っている。

理系の優秀な学生が育たなくて、もの作り日本の将来はない。


2013年8月12日月曜日

食間のお薬はいつ服用?

先日、医者に行って、食間のお薬を処方された。食間というのが、食事中というのはないだろうが、いつ服用するのが正解か?

食間は、食事と食事の間という意味で、食事を終えて約2時間後が目安。食後2時間たった頃は、胃酸の分泌が少なくお薬の吸収も良好。

ちなみに、食前は食事の30分前。空腹で胃が空っぽの状態なので、服用した薬は食べ物や胃酸の影響を受けず、薬は速く吸収され、速く効果を現す。その代わり胃を刺激しやすく、胃を荒らしやすくなる。

一方、食後というのは、食後30分のこと。食事直後は、胃の中は食べたものが多くある状態で、胃酸も多く分泌されている。食事を終えて30分が過ぎた頃になると、胃の中の食べ物も少なくなり、薬が吸収されやすく、薬による胃への刺激が少なく胃を荒らすことも少ない。

もし、たまたま食事を摂らなかったときに、薬まで飲まないのは間違い。決められた量の薬を飲まないと、1日の必要量が不足するから。なんでもよいので、少し食べてから服用するのがよい。
参考HP




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