エジソンは、1847年、アメリカオハイオ州ミランで生まれる。幼い頃から学校の先生に対し質問攻めにする好奇心旺盛な子どもだった。「1+1=2」と教えられても鵜呑みにすることができず、「1個の粘土と1個の粘土を合わせたら、大きな1個の粘土なのになぜ2個なの?」と質問した逸話もある。
小学校入学からわずか3ヶ月で先生に嫌われ退学を勧められることになる。その後は、自宅で母親からつきっきりで教育を受けた。当時は、義務教育のない時代だった。
17歳のとき、エジソンはカナダの駅で夜間電信係として働いていた。一晩中1時間おきに勤務に就いていることを示す信号を送る必要があったが、時計を使って電信機が自動で電信を送る機械を発明した。これがエジソンの最初の発明だった。
実は、白熱電球を発明したのは、エジソンではなく、イギリスのジョセフ・スワンという人。ただ、当時の電球の寿命は10時間というものだった。エジソンの白熱電球を実用レベルにした発明は、京都の八幡村にある竹をフィラメントに用いたことで成功した。エジソンは、6000種類にも及ぶいろんな材料を炭にして、フィラメントの材料を探したという。
1931年10月18日他界。葬儀の際、全米で彼の死を弔うために、午後10時から1分間の消灯が行われた。
熊本県に、エジソンミュージアムというのがある。エジソンが発現したものが、所狭しと並んでいて、おすすめの場所。(2012年の豪雨での浸水被害で、現在休館中。)
エジソンは、発明だけでなく、多くの名言も残している。以下に、いくつか紹介する。
- 私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。全ての発明というのは、その発明に関わった人の想像を絶するような熱意が注ぎ込まれているものなんだよ。
- 天才とは99%の努力と1%のインスピレーションからなる
- 人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人たちである。
- 成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。失敗すればするほど、我々は成功に近づいている。
- 成功というものは、その結果ではかるものではなく、それに費やした努力・時間の統計ではかるものである。
- 「失敗?」これはうまくいかないということを確認した成功だよ。
- 世の中が必要としているものを、つねに探せ。あらゆるものには輝くダイヤが隠されている。磨けば光る。
- 最高の思考は、一人の時に生まれ、最低の思考というのは、混乱の中から生まれる。
- 不満こそが、進歩するための鍵である。
- 首から下で稼げるのは1日数ドルだが、首から上を働かせれば、無限の富を生み出せる。
- あなたが普段行っている方法よりも、もっとよい方法がかならず存在している。それを見つけなさい。