アメリカのスーパーにいて一番驚くのは、チョコバーをレジで精算するのを待たずに、店内で袋を開けて食べ始める人がいること。
もちろん、袋は残していてちゃんと精算するので問題ないのだが、日本では見ることのない光景。日本では、他の人からも変に見られるし、お店の人にも怒られるかもしれない。
ところで、チョコバーというのは、全面にコーティングした棒菓子のことだが、内部はスナック菓子、シリアル、クッキー、ビスケット、ヌガーやキャラメルなどが使われているもの。
記憶に残るチョコバーを挙げてみた。
日本で最初のチョコバーは、戦後の米国進駐軍が持って来たものだった。携帯用の栄養補給のために兵士に米国支給されたものだった。
米国マース社の「スニッカーズ」は1930年に作られている。また、イギリスのロントリー社(現在はスイスのネスレ)が「キットカット」を1935年代に作っている。
日本製は、カカオを自由に輸入できるようになった1970年代になってからで、他の本格チョコレートとともに登場する。
ただ、カカオは高価だったので、それ以前はチョコの量はどれも少なかった。
「チョコバット」は、三立製菓が1964年(昭和39年)より販売している。棒状のパン生地にチョコレートをコーティングしたもので、棒状だったが野球の「バット」というコンセプト。「ホームラン」などの当たりがある。今でも現役。
明治チョコバー(明治製菓、1967年、昭和42年)が発売。CMにザ・タイガースを起用していた。
その後、「バー」と呼べないが、チョコレートをコーティングしたものがいくつも出る。
山口ブログ
広島ブログ