米国は、その建国の歴史を考えると自分で自分は守るしかなかったので、銃を持つことも権利という考えが今もあり、これまでの大統領でも規制しようとした人はいるがうまくいっていない。
実際、普通のスーパーの一角にガンショップ(↓)があって、新しい銃を物色している人はまあまあいる。インターネット通販でも購入が可能で、500ドル(6万円)くらいから買えて、家族全員所持というのも珍しくない。
ガンショップはマクドナルドの店数よりずっと多い。米国は特別なのだろうか?他の国は銃規制はどのようになっているのか、調べてみた。
徴兵制を持つ国は、誰もが銃を使えるようになるので、規制が弱い国が多い。たとえば、スイスや多くのヨーロッパの国。
一方、徴兵制を持たないイギリスは日本と同じくらい規制が厳しい。ドイツやフランスは護身用目的の銃を認めていて許可制だが、ほとんど許可が出ない状態。
銃が国に氾濫しているのは、米国以外に、フィリピン、ブラジル、アフリカ諸国。アジアは規制が強いところが多く、中国も武器の所持禁止で、所持しているだけで死刑になる。
というわけで、世界全体でみても、米国の銃のあり方は普通ではない。