2016年2月23日火曜日

知っておきたい:お箸のマナー「嫌い箸」

最近は、あまりうるさく言わなくなったが、お箸のマナーは、子供のころから親からうるさく言われた「しつけ」の1つ。

お箸は、中国から7世紀に日本に伝来したらしい。聖徳太子が日本で箸食制度を朝廷の儀式で採用したのが始まり。日本の食文化にとって、箸は切っても切れない。

お箸のやってはいけないマナーことを「嫌い箸」という。どんなものがあるか、下にまとめてみた。まず、初歩レベルから。
  • ねぶり箸: 箸についたものを口でなめること
  • 刺し箸: 料理に箸をつきさして食べること
  • 迷い箸:どの料理を食べようか迷い、料理の上をあちこち箸を動かすこと。
  • 指し箸: 箸で人を指すこと。
  • 箸渡し: 箸と箸で食べ物のやりとりをすること。
  • そら箸:食べ物を箸でとったが食べずに元にもどすこと
  • にぎり箸 :箸をにぎって持つ持ち方。
  • 二人箸:食器の上で二人一緒に料理を挟むこと。
  • たて箸:ご飯に箸を突き刺して立てること。
ちょっと難しいレベルは、
  • 探り箸:汁物の中を箸で探ったりして自分の好きなものを探り出すこと。
  • 持ち箸: 箸を持った手で同時に茶碗などを持つこと
  • かきこみ箸: 茶碗を口に当てて箸で中のものをかきこんで食べること。
  • 寄せ箸:食器を箸で手前に引き寄せる。
  • なみだ箸:箸の先から汁などをポタポタ落とすこと。
  • 移り箸:いったん取りかけて、他の料理に箸を移すこと。
  • 違い箸:異なった箸を一対にして使うこと。
  • かき箸:箸で頭などをかくこと。
  • かみ箸:箸の先をかむこと。
  • たたき箸:ご飯を頼むときに茶碗をたたいて頼むこと。
日頃の習慣から、難しいなと思うのは、
  • あげ箸 :箸を口より上に上げながら食べること。
  • わたし箸:茶碗の上に箸を渡して置くこと。(これをするともうご飯はいりませんという意味、箸置きに置くのが正解)
  • 重ね箸: 一つのおかずばかり次々と続けて食べること。
「いただきます」というときに箸を持って両手をあわせる人がいますが、これは「拝み箸」といって、マナー違反。箸の先端を人に向けることになるから。

他にも箸をナイフとフォークのようにして使うのも、バッドマナー、「ちぎり箸」という。

日本食が見直されている中、和食を美しく食べるようにしたいものです。たまたまカワイイ箸置きがあったので、ご紹介(↓)

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