2016年2月5日金曜日

放っておくと火災も:電気器具の配線のチェックを

本日の話は、あなたにとってもすぐそこにある危機かもしれません。経済産業省の管轄の製品評価技術基盤機構(NITE) が, 暖房機器などの配線器具からの発火事故、死亡事故について報告している。

それによると、冬場に使用頻度が増える暖房器具などからの配線からの発火などの事故が2014年度までの5年間で947件、そのうち14件は死亡事故が発生しているという。

日本の火災件数のうち、電気系統が直接の原因となっているものは全体の約2割と言われる。ちなみに、火災原因の一番は放火。

暖房器具はどうしても大きな電力を使う。このため実際、コンセントにつながっているプラグを触ってみると分かるが、案外熱くなっていることがある。

また、ビニールで覆われているコードの中には細い銅線が何本も入っていて、コードを曲げることを繰り返していると銅線は1本2本と切れていく。その結果、1本の銅線に流れる負荷が増し、発熱量も増す。

またビニールも劣化して固くなり、破れて極性の異なる銅線同士が接触するとショートして発火する。

コタツのコードは、足で毎日引っぱられたり曲げられ、また掃除ごとに動かされる。ドライヤーのコードも毎日酷使されている。コンセントにつなぎっ放なしの電気アンカなども電線は劣化しているかもしれない。

また、たこ足配線も決められた電圧内であっても一カ所にエネルギーが集中して発火する可能性がある。また、延長コードのコンセントが上を向いていて、ほこりが溜まっているとショートして発火する原因になる。

特に冬は乾燥しているので、一度出火すると大きく燃え出す可能性が高い。身の回りの電気器具コードやコンセントを一度チェックされてはいかがでしょうか。

コンセント火災

山口ブログ
広島ブログ

広島ブログ