先日の続きですが,新型コロナウイルスが皮膚に付着したとき,どのくらいの期間生き残るかについて,京都府立医大の発表がありました(ココ)。
インフルエンザウイルスと比べると5倍ほどの「寿命」だったそうです。
先日の研究結果は,紙幣,プラスチック,金属の表面では,ウイルスは何日も生存できるということでしたが,人の皮膚の表面に付着したときの結果は,今回が初めて。
献体された遺体の皮膚に、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスそれぞれ約10万個をつけ、ウイルス量の変化を調べています。遺体の皮膚は、生きている人の皮膚と同じ状態を維持していることは、別に確かめています。
ウイルスが検出できなくなるまでの時間は、インフルエンザウイルスは1~2時間だったのに対し、新型コロナウイルスは6~11時間でした。紙幣などより,ずっと早くいなくなるわけです。
皮膚には,たくさんの蛋白質やRNA分解酵素があるので,ウイルスを不活する力があるのかもしれません。
それでも,6~11時間だと,こまめな手洗いは必要になりますね。