2020年3月13日金曜日
なぜすぐに新型コロナウイルスの検査キットができないのか?
WHOがついに,新型コロナウイルスのパンデミック宣言をしましたね。これで,世界中で感染が収束まで宣言の解除はないので,日本が収束しても,残念ながらオリンピックはほぼ不可能になったのではないでしょうか。
先日まで日本の感染者は毎日10人程度だったのが,今は毎日50人になっています。すでに日本中感染が広がっているのでしょうが,検査できる数が限られているので,正確な感染者数が把握できていないのが現状。
検査するためにPCR法は,検査数に限界があるので,インフルの検査のような簡易キットの開発が待たれます。
ノーベル賞を毎年のように輩出する日本の科学で,開発にこんなに時間がかかるのは変です。
先日のTV「ガイヤの夜明け」でも説明していましたが,国立感染症研究所が民間にウイルスを分与しないので,キットを作っても実際のウイルスを使って検査能力が試せないとか。
中国も韓国も,とっくに検査キットができているなか,情けない話です。
今日のニュースで,クラボウが中国から検査キットを輸入することになったそうです。PCR検査だと数時間かかるところ,15分で結果が出るとのこと。
本来なら,医学や科学分野では中国や韓国よりずっと進んでいる日本が先に検査キットを作って,彼らに輸出して助ける側に回っていて欲しいのですが,情けない話です。
今後,ワクチンか治療薬を早く作る必要があります。ワクチンを打って人が感染しないようになれば,このパンデミックも収束するでしょうが,日本はまた開発に遅れを取るのでしょうか?