2020年5月11日月曜日
コロナ禍で得している業界
コロナ禍で,外出自粛になって多くの産業がダメージを受けています。日本経済へのダメージは,リーマンショックを越えると言われています。
特に,飲食サービス,宿泊関連。前にも書きましたが,飲み屋や回転寿司にはほとんど客がいません。他にも,航空会社,遊園地やテーマパークなど。
ところが,外出自粛だからこそ静かに伸びている業種があります。
マスク,消毒液,体温計,ハンドソープ・ウェットティッシュなどを売るドラッグストアは当然ですが,
学校が休校状態のため子供達は家にいて,外食はできないので,お家ご飯が増えてしまいます。このため,インスタント麺や冷凍食品,さらに調理器具が売れています。
また,フードデリバリー業界もガッチリだそうで,ピザ屋さんは年間の売り上げをこの1ヶ月で達成したとか。
家にいて,時間を潰すために,動画配信・販売,レンタルDVD,本屋・出版業界,ゲーム業界もプラスになっています。amazon prime TVスティックは売れまくっているとのこと。
人とはネットで繋るしかないので,ノートパソコン,ディスプレイ,WEBカメラ,タブレット(iPad)も売れています。
20%の労働者はテレワークでできているということなので,テレワークソフト,クラウド関連ソフトも売れています。
前にも書きましたが,家庭菜園を始める人が増えているそうで,野菜の苗や園芸・ガーデニング関連も。
ネットショッピングが増えていて,楽天やAmazonは笑いが止まらないでしょう。関連の物流・配送関係も。
学校が休みということで,通信教育,学習塾(ネット配信)が伸びています。
お家から出ないということで,身だしなみが減じるのか,化粧品はマイナス。一方,自分でカットするので,バリカンはプラス。
コロナ禍で,今まで本格的に改革できなかったテレワークなどの実証実験が行われているので,アフターコロナでは,産業構造が大きく変わることでしょう。東京一極集中から地方への分散も起きてくるでしょう。