2020年5月5日火曜日

私見:東京をロックダウンすべき



新型コロナウイルスの緊急事態宣言の期限を6日から31日に延長することになりましたね。

日ごとの感染者数を見ると,東京が半分くらい占めています。かなり減ってきたかなと思ったのですが,自宅待機の努力むなしくまた感染者が増えています。

いくつかの研究機関での抗体検査の結果では,すでに感染者している人は,報告されている感染者数の何十倍もいるということです。

ということは,市中感染は知らぬ間にかなり広がっていることを意味します。そのため,マスコミが煽るようにして出してくる新規感染者数のグラフはほとんど意味がありません。これに一喜一憂してはいけません。

多分,意味があるのは,重傷者と死亡者の数の推移のグラフだけです。これらを見ると緊急事態宣言後も全く減じていません。

そもそも,PCR検査を肺炎を起こすほどの人に限定して行ってきたのが問題です。韓国のように感染していそうな人の全てを検査すれば,感染者数を確実に把握できます。

PCR検査の数を増やせないのは,国立感染研究所が主な検査場だからです。他にも大学やバイオの研究所,民間などにも検査能力があるところは数たくさんあるのに,利権があって許さないからです。

今回の問題は,当初,オリンピックの開催を悩んで時間を浪費し,初動が遅れたのが一因です。さらに中国の春節時に中国人を入れないことと,緊急事態宣言の時に外国からの帰国者を2週間閉じ込めておけば,今のような感染の広がりは防げたでしょう。

それに成功したのが,台湾です。徹底した水際対策を行って,感染者数は現在429人、死亡者数は6人とダントツに少ないです。

昨日のニュースで,感染を知りながら,東京から地方に行って感染させた人がいました。

地方の多くは,感染者がほとんどいないか,コントロールされています。問題は東京。人が多すぎるためです。

提案ですが,東京だけロックダウン1ヶ月行えば,ほぼコロナ禍は収束するでしょう。同時に都会から地方へのコロナの広がりも抑えることができます。地方が同じように自粛していたら経済が破綻します。

法律上,ロックダウンはできないとのことですが,どう考えても憲法に違反する自衛隊を認めるくらい法律の解釈を変更できるのですから,緊急事態ということで,法律の解釈でロックダウンも可能と思います。

世界の各国で,収束に向けて成功しているのは,ロックダウンを行っているところだけです。

このままだと,収束させるのに今年一杯くらいは簡単にかかってしまうでしょう。その時の日本全体のダメージを考えたら,ロックダウンしかないと思います。

さらに今後,東京1極集中を考え直し,政府機能の地方分散が必要なのではないでしょうか。



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