2020年4月27日月曜日

案外深い「々」という文字 



キーボードから文章を書いていて,案外困るのが「々」という「踊り字」。

例えば,「人々」の「々」。「ひとびと」と入力して変換すれば問題ないですが,「人」だけ入力した後,考え直して「々」を単独で加えようとして,さて何と発音するのか,そして何と入力すればよいかと悩んでしまいます。

実は「踊り字」は,漢字ではなく「反復記号」で,特定の読みはありません。漢字発祥の中国で元々使っていたみたいですが,現在は日本だけ。

「踊り字」を使う漢字2文字は案外あって,

云々 時々 人々 堂々 島々 各々 淡々 下々 上々 並々 個々 先々 共々 蝶々 奈々 先々 其々 夫々 別々 半々 散々 数々 別々 広々 徐々 散々 様々 泥々 種々 元々 一々 予々(かねがね) 仄々(ほのぼの)等々

さて,「々」単独での読みはないので,ワープロなどで入力する時ですが,「うんぬん」と入れて「云々」にした後に,「云」だけ消去するのでもよいですが,

「々」の字形を分解すると「ノ」+「マ」のように見えることから,「ノマ」を入力して変換することができるワープロソフトもあるそうです。うちのMacでは「おなじ」を入力して変換できます。

また,文章を書いていて途中で改行するときは注意が必要で,例えば「人々」が2行に分かれるなら「人人」と書き、行の先頭に「々」が来ないようにします。

今だと,「踊り字」の代わりに2乗を使って,「人々」が「人2(上付きの2)」という方法もアリかも。