2013年9月5日木曜日

今さら聞けない、PM2.5

PM2.5は、大気中に浮遊している粒子状物質(Particulate Matter)のうち、2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のこと。PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が心配される。通常のマスクでは避けられないので、できるだけ外出を控える、室内に空気清浄機を入れるなどの対策が必要。

粒子状物質には、物の燃焼などによって直接排出されるものと、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状大気汚染物質が、主として環境大気中での化学反応により粒子化したものとがある。

発生源としては、焼却炉などのばい煙を発生する施設、粉じんを発生する施設、自動車など、さらに火山等の自然由来のものもある。環境基本法で望ましい環境基準を以下のように定めている。
1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下(平成21年9月設定)


山口県のPM2.5の情報はこのサイトから。登録すると、注意喚起のメール配信を受けることもできる。
(登録の方法:pm2.5jyohoymg-touroku@mbr.nifty.com 宛に、空メールを送信する。(機種によっては、件名に「pm2.5」と入れて送信)

日本全体を見るにはココ


2013年9月4日水曜日

Google、被災地のストリートビューを更新

Googleは9月4日、東日本大震災の被災地である岩手県や宮城県沿岸部で撮影したストリートビュー画像を更新し、あわせて福島県の避難指示区域を含む大熊町や双葉町などのストリートビューを新たに公開した。

東日本大震災前に、宮城県を中心に東北の一部地域のストリートビュー撮影を行っており、この地域では、震災前、震災直後(2011年7月から2012年4月撮影)、そして今回の再撮影(2013年4月から8月撮影)の移り変わりを見ることができる。

実際に被災地に行っていないが、被災の場所を体験できて、改めて被害の大きさに驚き触れられる。

下の写真は、宮城県岩沼市早股前川(2008年 / 2011年 / 2013年)


2013年9月3日火曜日

貝つきのタコ、アオイガイ、謎の大量漂着

らせん状の白く美しい殻をもつアオイガイが、4月から5月にかけて、北部九州に大量漂着していた。福岡市では40日で1500個も拾った人がいる。地球温暖化の一端なのか、今夏の猛暑の前兆だったのか。南の海の生物の大量漂着は、どんな海の異変を知らせているのか。(朝日新聞 9月2日)

アオイガイは、巻貝状の貝殻を持つタコのなかま。貝殻内のタコは8本足のちゃんとしたタコだが、一本の足は幅広い形で、そこから貝殼用の分泌液を出す。別名カイダコ。もともと暖かい温帯、熱帯の海に浮遊して生息する。雌は大きく殻を作るが、雄(おす)は貝殻を作らず、非常に小さい。卵は貝殻の中に産み、その中で育てる。食べても問題ないが、美味ではないとのこと。















2013年9月2日月曜日

竜巻、豪雨もたらすスーパーセル

9月2日午後2時ごろ、埼玉県越谷市などを襲った竜巻とみられる突風は、大気下層に暖かく湿った空気が強く流れ込んだのが一因だ。気象庁は、大気の状況が不安定になり、竜巻をもたらすことが多い回転する巨大な積乱雲「スーパーセル」が発生した可能性が高いとみて調べている。(産経ニュース)

スーパーセルが発生する気候条件は、上空に寒気の層があり、下層に暖かい空気があって、その高い温度差による強い上昇気流によって生じる巨大積乱雲のこと。上昇気流は渦を作りやすいので、竜巻も発生する。

昨年5月6日に、茨城県つくば市で発生したスーパーセルは過去最大の被害をもたらしている。この時、約1250棟の建物が損壊。栃木県でも約860棟の建物が損壊した。死者1人、負傷者52人という大きな被害をもたらした。

スーパーセルの下層に大量の暖かく湿った空気が流れ込むと、豪雨となる。7月28日に山口県と島根県を襲った豪雨もスーパーセルと考えられており、約2時間で250ミリ以上の猛烈な雨をもたらした。(参考HP


2013年9月1日日曜日

新説 私たちは火星から来た

地球の生命の誕生は、火星から飛来した隕石(いんせき)によってもたらされたカギとなる鉱物のおかげだという新説が29日、発表された。その鉱物は、酸化形態の「モリブデン」という元素だ。この説を提唱するのは、米ウエストハイマー科学技術研究所のスティーブン・ベナー教授。

 ベナー教授は「高度に酸化されたモリブデンが、初期の生命形成に必須であったと考えられるが、この形態のモリブデンは、生命誕生当初の地球では得られなかったかもしれない。30億年前の地球の地表には酸素がほとんどなかったからだ。だが火星にはあった。」

火星の隕石に関する最近の分析で、酸化モリブデンの存在が明らかになった。彗星(すいせい)などの火星への衝突時に生じた火星の破片が当時の地球に来たものと思われる。

 ベナー教授は「実は我々は、皆火星人であり、生命は火星で始まり岩に乗って地球にやって来たという説が、この証拠によって構築されるように思われる」と話す。(参考:
AFPBB News)

我々が火星人というのはどうかと思うが、火星由来のモリブデンなしでは地球で生命は誕生できなかったということらしい 。




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