2014年6月29日日曜日

口呼吸のリスク 鼻呼吸のススメ

統計によると、口呼吸をしてしているという人がかなり多く、日本人の半数以上が口で呼吸をし、小学生以下では、8割が口呼吸をしているという。慢性的な口呼吸は、さまざまな病気の原因となるし、顔の形も変形するというデメリットも。

鼻呼吸の場合、鼻腔の中で、吸った空気は加湿され温められ、さらに鼻毛や鼻粘膜が外から入る細菌やウイルスをトラップする。鼻をかむことでそれらが体内に入るのを防御できる。

一方、口呼吸の場合、特に冬の場合乾いて冷たく、かつ細菌やウイルスなどを含む空気がのど、気管、そして肺まで直接入ってくる。近頃のPM2.5も口呼吸では直接肺を汚染する。マスクをするより、鼻呼吸する方がずっと効果があるといえる。

口呼吸は、むし歯や歯周病を助長することにもなる。口呼吸を続けると、口の中は常に乾いている状態になりやすい。口の中が唾液で常に湿気ていると、唾液成分による殺菌作用が有効に働くが、乾燥するとこの機能がなくなり、細菌の増殖が起こりやすくなる。

実際、厚労省の統計によると、14歳以下で50%、40歳以上では80%が歯周病に罹っているという。この主な原因の1つは、口呼吸と考えられる。歯周病菌は、心筋梗塞などのリスクを上昇させるので始末が悪い。

他にも、口呼吸は、口を開けているので、舌の位置が喉の奥の方に下がるために、いびきをかきやすくなり、さらに睡眠時無呼吸症候群の原因にもなる。

また、口呼吸は、下あごを下げて頭 を後ろに傾けることが多くなるため、特に子どもの場合、顎の発達や顔の発育に影響を与える。

さて、口呼吸のリスクを回避するため、鼻呼吸に変えていくにはどうするか?

まずは、昼間意識して、口を閉じて鼻呼吸をするクセをつける。就寝時に、専用のサポーターやテープで物理的に口呼吸防止する。またはフリーズブライトを使って、鼻腔が拡げて、鼻の通りをラクにするなど。

鼻呼吸


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