2014年6月3日火曜日

ロコモティブ・シンドロームになると大変!

サロンパスEXのCMで、「ロコモティブ・シンドローム啓発運動を応援します」と出てくる。さて、「ロコモティブ・シンドローム」とはなにか?

「ロコモティブ(locomotive)」は、名詞で機関車という意味だが、形容詞で「運動の」という意味も。「シンドローム」は「症候群」という意味。したがって、「ロコモティブ・シンドローム」とは、「運動器症候群」という意味らしい。

「ロコモティブ・シンドローム」は、運動器の衰え・障害によって、要介護になるリスクが高まる状態のこと。日本整形外科学会が2007年に提唱し、予防啓発を行っている。

ロコモの原因には、大きく分けて、「運動器自体の疾患」と、「加齢による運動器機能不全」がある。(日本臨床整形外科学会より)

1)運動器自体の疾患: 様々な運動器疾患。たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。また、関節リウマチなど。

2)加齢による運動器機能不全: 加齢にる筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下など。

要するに、運動器を構成する筋肉、骨、関節、神経の、主に老化が原因で起こる運動能の低下。

これらによる運動能の低下の結果、さらに運動不足になり転倒や骨折を起こし、結果寝たきりになることが多い。実際、要介護になる原因のうち、脳卒中の次が、骨折・転倒・関節疾患で20%を占める。お年寄りにとって、骨折などは致命的になりやすいということ。

ロコモティブ シンドロームのチェック方法

次の5項目
①片足立ちで靴下がはけない
②家の中でつまづいたり滑ったりする
③階段を昇るのに手すりが必要
④横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤15分ぐらい続けて歩けない

の中から1項目でも当てはまれば「ロコモティブ シンドローム」としている。①はちょっと自信がない。


ロコモ


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