2014年6月7日土曜日

人気の「海洋深層水」が体によい理由

美味しい水やミネラルウオーターがよく売れているようになったのは、いつからだろうか?その前には、ペットボトルでお茶やウーロン茶が売り出されて驚いたことを思い出した。どちらも、お金を払って買うものでなかったのだが。(ただし、駅弁といっしょに買うお茶はずっと前からあった)

清涼飲料水のシェアをみると、

緑茶, 茶類 32.1%
炭酸飲料 18.5%
コーヒー 15.4%
ミネラルウオーター 11.2%
スポーツドリンク 9.8%
果汁飲料 8.2%     などなど。

ミネラルウオーターのシェアはまだまだ低そうだが、一人当たりの年間消費量は、1997年に6.3リットルだったのが、2013年には、25.6リットルと6年で4倍とうなぎのぼり(日本ミネラルウォーター協会より)。

ミネラルウオーターに分類される、海洋深層水(かいようしんそうすい)というのが販売されているのをご存知だろうか。海洋深層水とは、深度200メートル以深の深海に分布する、表層とは違った特徴を持つ海水のこと。

海洋深層水は、人間の排水で汚染された河川水の影響を受けないため、化学物質による汚染がない。また、太陽光が届かないためプランクトン等が成育しないので、有害な雑菌等も表層水の千分の一以下と少ない。

また、我々の体に必要なミネラルやレアメタルなどが豊富。深層水が日本のいくつかの場所で表層に上昇(湧昇)しており、これらの場所では、深層水を取り出すことができる。

国内の取水施設は11都道県19施設あり、新潟県佐渡島、沖縄県久米島、鹿児島県甑島や、高知県室戸、神奈川県三浦、北海道羅臼などに設置されている。

深層水は、そのミネラル成分が生きものに良いため、魚やアワビなどの養殖にも使われている。飲料として売られているのは、脱塩してあるので、塩辛くはない。

深層水は、温度が一定でかつ低温(300mだと17℃)なので、養殖や飲料に使うだけでなく、エアコンの代わりに利用したり、温度差を利用して発電にも利用できる。これからもっと利用開発したいエコ分野と思う。

深層水







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