2015年3月5日木曜日

過失で多数の患者医療ミス 群馬大学病院

信頼して身をまかせて手術をお願いした医者が、信用できないとしたら、これほど情けなく危険なことはない。群馬大学病院で同じ医者が腹腔鏡で患者8人を手術して、その後みな死亡した。

同じ医者は、以前にも開腹手術を行なっていて、10名の患者を死亡させていた。その医療行為はずさんというしかない。

手術前に行うべき肝機能検査が行われなかった。臓器の縫い合わせがうまくいかず悪化させてしまった。手術後の再手術が必要になった。手術すること自体が不適当だった。当初診断していたガンでなかったが、そのことを遺族に告げず死亡診断書にもガンと虚偽の記載をしていた。カルテをまともにつけていなかった。

病院による最終的な調査報告の結果、手術後に死亡した患者8人の診療に「過失があった」と認めた。その前の10名についても調査中とのこと。

なぜ病院はこのような医者に執刀を続けさせたのだろうか?手術は、この医者1人ですることはないはずで、他の医者も加わっているはず。

ニュースによると、この医者は自らの実績を学会で発表し、出血が少なく結果は良好とありえない発表をしているという。病院はなぜこのような発表を許したのだろうか?

腹腔鏡による手術は、開腹しないので患者への負担も少なく、最近はどんどん増えている。しかし、十分見えない状態で手術するので、かなり高度な技術と経験が必要となる。

最近は、ネットをみれば、病院は評価するサイトもあって選べるのだが、医者は選びようがない。第3者による各医者の実力、ミス歴を評価するシステムを早く構築して、公表してほしい。

また、医師免許も、大学時代に習った技術や知識だけでいるのでは、最新の医療技術や理論を使えないので、再教育のプログラムを受けないと更新できないようにして、信用できる「お医者様」になっていただきたい。


群馬大学医学部




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