2015年3月25日水曜日

知らなかった正しい目薬のさし方

世界的にみると、眼科で処方してもらう以外の目薬を常時使うのは日本人くらい。ちなみに、日本のロート製薬は目薬の売上高が世界一で、ギネス世界記録にも認定されている。

冬場は目が乾燥しやすくドライアイになりやすく、目薬が手放せない。ドライアイは涙の分泌量が足らず、目の表面を潤すことが十分できない状態のこと。

ドライアイかどうかは、簡単に検査できる。10秒間目を開けていられなければ、ドライアイ。日本では、約800~2,200万人ものドライアイの患者がいるといわれ、オフィスワーカーにおいては3人に1人がドライアイという報告もある。年々増加傾向にある。

さて、目薬のさし方だが、今までは、左右の目に2、3滴さして目をパチパチさせて、目薬を角膜表面に広がるようにと思ってやっていた。

ところが、これは大まちがい。まちがいの1つめは、目薬は1滴で大丈夫のようにできている。薬なので、適量が大事。

まちがいの2つめは、目薬をさした後パチパチさせること。目頭には上下に「涙点」という穴が開いていて鼻腔に通じている。目薬をさしてパチパチすると、ほとんどの目薬は涙点から逃げていってしまう。

ではどうするかというと、目を閉じて目薬が涙点から流れ出ていかないように、指で目頭を軽く押さえる。これで、目薬は角膜全体に広がる。もし涙が出てあふれてきたら、きれいなティシュなどで吸い取る。

ここで、もう1つの注意点。

容器の先をまつ毛や他の部分に接触させないこと。まつ毛は空気中の雑菌や花粉などの微細ゴミをトラップして、目に入らないようにしている。この雑菌を容器の先につけて、目に入れたのではなにもならない。また、容器の中の目薬も汚染しやすくなる。


目薬のさし方






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