2015年4月30日木曜日

皆が知っているフエキ糊の深イ話

フエキ糊(のり)はご存知と思います。幼稚園や小学生の低学年で、今でも使われている黄色のプラの入れ物に入ったでんぷん糊のこと。

大阪府八尾市にある不易糊工業株式会社が、1898年に国内で初めて、でんぷん糊の開発に成功する。また、墨をすらなくてもよい、墨汁を開発したのもこの会社。

フエキ糊の「不易」は、会社のHPによると、荀子の言葉「萬世不能易也」が由来、つまり「永遠に変わらない」という意味。

成分はトウモロコシでんぷんなので、ほおっておけばカビや細菌がはえてきそうだが、なにか殺菌剤になるものが入っているらしいが、HPをみてもホルマリンは使っていませんとしか書いていない。

たしかに、子供のころのフエキ糊は、(もちろんそのころは正体は知らなかったが)ホルマリンの匂いがしていた。そのころ、洗濯に使う薄いビニールの袋に入った「洗濯のり」というのがあって、これもホルマリンの匂いがするでんぷん糊だった。

ホルマリンは、よくシックハウスで取り上げられるが、タンパク質の変性剤でもある。ホルマリンの一部は気体状態になるので、長く暴露されていると、目やノドの粘膜、さらに肺に影響が出てくる。

でんぷん糊自体は、お米やコーンスターチを多めの水でゆで続けるとできる。時代劇で、和傘や障子などで使っているのをみると、だいぶ昔から使われていたのだろうが、でんぷん糊にカビや細菌がはえないような工夫をしたのが、不易糊会社ということらしい。

今はステック糊を使うので、ずいぶん長い間目にしていなかったが、35年前から下のような容器の「フエキくん」になっているそうだ。その前はキャラがない黄色の容器だった。

不易糊


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