2015年4月1日水曜日

政府と沖縄県知事が基地移設工事で対立 喜ぶのは中国だけ

普天間飛行場の辺野古移設問題で、翁長雄志知事が沖縄防衛局に出した作業停止指示で、工事がストップするのかと思ったら、政府には知事の指示を無効にするワザがあった。知事は今度は、中国に訪問すると行っており、沖縄と政府の対立はエスカレートしている。

翁長氏は、辺野古移設反対を公約して、日本共産党などの支持で、2014年11月に沖縄県知事選挙で知事に初当選した。

仲井真前知事が止める直前に出した、埋め立て工事で岩礁を破壊する許可だったが、今回の工事は決められた領域を越えて工事がなされていた。翁長知事は「サンゴ礁が損傷した」として県漁業調整規則を根拠に作業停止指示を出した。

防衛局は、工事停止が国の外交・防衛上の損害になるとして指示の取り消しを求め、所管する林芳正農水相に審査請求し、審査結果が出るまで指示の効力を止める執行停止を申し立てた。

林農水相は、この作業停止指示を一時的に無効とする「執行停止」を決定した。これで工事は中止しないことになった。

翁長知事の次の一手は、岩礁破砕許可の取り消しもあるが、もう1つ驚いたのは、経済交流促進を理由に来月訪中するという。中国が沖縄盗りを手ぐすね引いている中、知事の行動は政府に対抗するものだろうが、早計で動かず対局で見て慎重に行動してほしい。

考えてみれば、鳩山元首相の「最低でも県外」から始まった基地問題は、1つ間違うと中国を喜ばせるだけの結果になる。 


鳩山元首相



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