2015年4月24日金曜日

あなたの地域の水道水の水質は体にだいじょうぶか?

蛇口から出る水道水は、市町村、場所によって、同じではない。きれいな川からとっているところもあれば、糞便を含めた下水を再生して使っているところもある。

自分が住んでいる地域の水がどの程度きれいなのか、硬度はどのくらいなのか、これらを把握していると、水道水と同じレベルかもしれないミネラルウォーターを買ったりする必要もないだろう。

ここで「きれい」という意味は、細菌がいない(少ない)ということなので、この点では、水道水には消毒のために塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を加えてあるので、水道水は基本的にはすべてきれい。

危ない有機、無機の金属なども含有量に基準があるので、たいてい問題ない。水道水中にわずかに含まれる有機物成分と、 残留塩素が反応してできるトリハロメタンも、一生涯飲み続けても大丈夫な含有量が水道水の基準。

ところが、水道水に含まれる、イオンは地域ごとでかなり差がある。特に、2価カチオンのカルシウムやマグネシウムは味に影響する。これらは硬度という数値で表される。日本の水は軟水、一方欧米は硬水ということを聞いたことがあると思う。

水を沸かすときに出る湯気を集めた蒸留水は、このようなイオンは含まれないので(ほぼ)純水になる。ところが、美味しい水ということになると、様々なイオンの割合や濃度が重要になる。

山口市は近くに秋吉台があり石灰岩が多いので、山口県の平均硬度40より高く、57。尿管結石を患う人が多い理由と思う。ちなみに広島県は平均28で、日本全国の平均は50。ご自分の県や市の数値が知りたければ、ココへどうぞ。

以前、都会の水は飲めないとの話だったが、最近はだいぶよくなったのか、水道水を詰めたペットボトル水を販売している。大阪市水道局が販売している「ほんまや」、東京都水道局が販売している「東京水」は、どんなものなのかしら?


ほんまや




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