まだガンにもなってもいないので、どうしてと思うかもしれないが、遺伝子検査でがん抑制遺伝子のひとつに変異が見つかり、将来、乳がんになるリスクが87%、卵巣がんのリスクは50%という診断を受けた。
定期的な血液検査で卵巣がんの可能性がある腫瘍が発見され、その後の精密検査で悪性ではないと分かったが、アンジェリーナの母親は49歳で卵巣がんと診断され、7年後に死亡していることから、決断したという。夫のブラッド・ピットも同意したという。
このニュースを受け、米国では遺伝子検査が流行してきているという。
がん予防目的で健康な身体の一部を切除する手術は、今のところ日本では例がないが、米国では条件つきで保険適用が認められている。
日本でも遺伝子検査は、キットとして販売されていて、唾液や爪の一部を送るだけで多数のリスク遺伝子の検査から将来の病気のリスクを判定して送り返してくれる。ヤフーやディー・エヌ・エー(ココ)も検査サービスを始めた。
胃ガン、膵ガンなどガンのリスク、心筋梗塞、脳梗塞のリスク、糖尿病リスクなど、検査項目100項目で2万円くらいする。発症する前にリスク管理ができる点では、試してみる価値はある。
これらの検査は、医者による診断とは違い、確率的リスクを出すだけで、その数値からの解釈はしないのが基本。ところが、肥満遺伝子、髪の脱毛関連遺伝子など調べてコンサルタントしてボッタくる怪しい商売もHPにはあるようだ。