2015年4月25日土曜日

総理官邸に入ったドローンというのは何?

22日午前、東京・千代田区にある首相官邸で、屋上に小型無人機「ドローン」が落下しているのが見つかった。ドローンというのは、どんなものなのかしら?

先に、この事件をもう少し。今までに分かったところによると、容疑者は反原発をアピールするために、福島県の帰還困難区域の土を採取してドローンで飛ばしたらしい。

ドローンは、遠隔操作できる無人飛行機。プロペラが通常4つあるので、空中にもホバリングで止まることもできる。飛べる高さも1キロを越えるという。

基本的にはラジコン飛行機と同じだが、パソコンやスマホから操作もできるので、例えば、GPS機能を使って、何キロも離れた指定した場所に正確に移動させることができる。

ドローンはネットなどで、普通に販売されていて、1万円以下から数十万円のものまである。カメラを搭載すると、空撮もできるので、今後様々な可能性があるが、一方で今回のような犯罪やテロとしても使われる可能性もある。

軍事目的では、偵察だけでなく、爆薬を搭載することもある。1月には、米国ホワイトハウスの敷地内にドローンが入り込み大騒ぎになったばかり。

政府は、ドローンの使用の規制に乗り出そうとしているが、予想できないような産業への可能性を秘めているだけに、悩む所と思う。米国では、アマゾンが商品の配達に使うという話を聞いたこともある。

ドローンの使用には、いくつも解決する問題がある。騒音の問題、強風にあおられたり、通信できないビルの谷間などで墜落する可能性、交信が混信する、など。

今回のような、侵入が許されていない場所や空港付近については、GPS機能があるので、メーカー側で製造段階で入れないように設定・工夫するのは容易ではないだろうか。


ドローン



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