2015年4月13日月曜日

山陽本線は山口市を通る計画だった たらればの話

「山陽本線は山口市を通る計画だった」そうだ。当初、山陽鉄道(現山陽本線)のルート計画では、山口市を通すことになっていたが、当時の山口市民が、汽車のスス煙がイヤだということで、誘致を拒否する運動をした。

戦後にも再度チャンスがあった。佐藤栄作政権時に山陽新幹線の計画ルートに山口市を入れたが、再び湯田温泉の旅館業者が、鉄道による弊害を懸念して反対運動した。このため断念することになり、旧小郡駅が新幹線の駅となる。

現在は、旧山口市は旧小郡町を合併して山口市になっている。それに伴い、駅名は小郡から新山口駅になった。当時、JR西日本の意向で、「のぞみ」を停車させるには、県名を冠した駅名でないとダメという話が出ていたが、真偽のほどは不明。

もし当時、山口市に山陽本線や新幹線が通っていたら、今よりもっと大きな市になっていただろう。先を見抜く力と市民を引っ張っていく力が政治家に求められる時だったに違いない。

結果として、山口市は日本一小さな規模の県庁所在地になってしまった。住んでいる人間としては、喧騒としていないでよい所もいっぱいあるのですが。。。


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