2015年4月6日月曜日

焼き肉でカンピロバクター食中毒 女子学生死亡

北海道の空知管内栗山町内の焼き肉店で3月中旬に、食中毒症状を訴えて札幌市内の病院に入院していた同町内の中学3年の女子生徒が4月1日死亡した。

食中毒で死ぬことは、本当にめずらしく、日本全国で、例えば2009、10年度には死者はゼロだった。2011年には、焼肉酒家「えびす」によるユッケ集団食中毒事件では、死者が5名もでた。それ以外にも高齢者が食中毒で時々亡くなっているが、平均すると年間で数名程度。

その多くは、腸管出血性大腸菌O157(オー157)などによるものだった。

今回、焼き肉店でバイキング形式で肉などを食べた21人のうち、14人が下痢や腹痛などの食中毒症状を訴えた。保健所が調べたところ、このうち5人から食中毒菌のカンピロバクターを検出、焼き肉店を4日間の営業停止処分にした。

カンピロバクター食中毒は、ノロウイルスに続いて発症が多い食中毒。死亡することはほとんどないが、1週間ほど下痢、腹痛が続く。

カンピロバクターは、もともと動物や鳥類など腸にいて、これらの糞により汚染した食肉、牛乳、野菜からヒトに感染する。鶏肉の汚染率は20~40%、牛レバーで11%。汚染されていても匂いもない。

たたきや生で肉を食べる時は覚悟すること。(詳細は以前のBlogココ






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