人からのもらいもので「晋作もち」を初めていただいた。名前の「晋作」はもちろん、高杉晋作のこと。
今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、激動の維新に関わった人たちが登場し、山口県が舞台。
高杉晋作は、松下村塾の塾生、四天王の1人で、奇兵隊を結成し、のち長州藩の実権を握り、長州藩として倒幕活動を展開する。大政奉還の前年、若干27歳で持病の肺結核で亡くなる。その破天荒な性格は、坂本龍馬より上。
「晋作もち」は、つぶ餡入りの餅をシソ巻きにしたもの。巻いてある赤シソの葉とともにいただく。最初にシソの香りが来て、ほどよい餡の甘さがやってくる。上品でお茶請けとしてなかなか美味しい。
「晋作もち」は、東行庵(とうぎょうあん)の門前にある売店「清風亭」で売っているそうで、1個95円。賞味期限が2日なので、他県の人が出会うことはまずないかもしれない。
東行庵は、下関市吉田にある功山寺の末寺で、晋作の墓がある。「東行」というのは、晋作の号で、西行法師が大好きだった晋作が「西行」をうけてつけたという。
お店で買うと焼いた暖かいのがいただけるそうだ。今度お店に行っていただいてみようと思う。
「晋作もち」、シソの葉で包んである(右)。