今月14日、巨大サイクロン「パム」が太平洋の島国バヌアツ共和国を直撃した。
バヌアツ共和国は、オーストラリアの西、ソロモン諸島の北に位置する。800kmにわたって北北西から南南東に連なる83の島からなる。首都はポートビラ。
バヌアツの成人の儀式「ナゴール」は、数十メートルのやぐらから足にツタをくくりつけて飛び降りる。「ナゴール」は、バンジージャンプの起源。
今回のサイクロン直撃で、バヌアツの人口の半数以上が被災し, 首都ポートビラの家屋の9割が甚大な被害を受けたという。
ところで、サイクロン、台風、ハリケーンは、同じ熱帯性低気圧のことで、インド洋、太平洋、西インド諸島付近で発生する場所によって名前が変わる、と思っていた。
バヌアツ共和国は、太平洋なので、台風かと思ったらサイクロン。インド洋だけでなく、太平洋の南部で発生した場合もサイクロンと呼ぶらしい。
バヌアツ共和国は、東日本大震災の時に、哀悼の意を表明し義援金を送ってきている。日本政府は誠意を持って、今回の被害に支援してあげてほしい。