金沢と東京の間を結ぶ北陸新幹線が、14日に開業した。東京-金沢間は最速2時間28分になる。一方、東京と札幌を走っていたブルートレイン「北斗星」も同日廃業した。これで、ブルートレインは半世紀以上の歴史に幕を下ろした。
北陸新幹線は、上信越・北陸地方を経由して東京都と大阪市とを結ぶ計画の整備新幹線。これまで、高崎駅から長野駅まで部分開業し、「長野新幹線」と呼ばれていた。昭和47年から始まった計画だが、43年の歳月を経て金沢まで結ばれた。
長野より先の230キロメートルの区間に飯山(長野県)、上越妙高、糸魚川(以上新潟県)、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡(同富山県)、金沢(石川県)の計7駅が新設された。
列車は、「かがやき」「はくたか」「つるぎ」で、「かがやき」が東京 - 金沢間直通列車(速達タイプ)。
一方、ブルートレイン「北斗星」の最終列車が先ほど札幌駅に到着した。昭和33年に登場し、日本中を走っていた寝台列車ブルートレインも、最後に残っていた「北斗星」の廃業ですべて廃業になり、半世紀以上の歴史に幕を下ろした。スピードの速い新幹線や空の便の普及が原因。
「北斗星」は来月から8月まで合わせて112本が臨時列車として運行され、8月22日に完全に引退するという。早く行き先に着くのもよいが、のんびり窓から外を眺めたり、列車で横になって寝るのも悪くはないのだが。。