2015年3月8日日曜日

からだすこやか茶CM お好み焼きを敵に回す

「おいしいものは、脂肪と糖でできている」、日本コカコーラ社の「からだすこやか茶W」のCMで、今度は「お好み焼き」がターゲットになった。これにはちょっと納得がいかない。

「からだすこやか茶W」は、植物由来の食物繊維や難消化デキストリンの働きで、脂肪の吸収を抑えると同時に、糖の吸収をおだやかにする2つの働きをもつという特定保健用(トクホ)食品。

CMでは、お好み焼きができる過程が出てきて、小麦ダネに「糖」、ブタ肉やマヨネーズに「脂肪」という文字をたくさん当てて、お好み焼きがまるで体に悪い権化(ゴンゲ)のように描いている。

「お好み焼き」はどちらかというと、ヘルシーだと思っているので、カチンと来た。納得がいかない。

ネットをみていると、「糖とか脂肪とかいっぱい書いてあるお好み焼きをみて、もう食べる気がしなくなった」というのがあったが、それはないだろう。CMには、寿司、スパゲッティのバージョンもある。

ところで、このトクホのお茶だが、食物繊維(難消化デキストリンも同じようなもの)が入っており、食事で同時に摂取した糖や脂肪が繊維に絡まったり付着するので、消化に時間がかかり、食後の血糖値の早い上昇を抑えるという。

オりジナルサイトのグラフをみると(ココ)、脂肪の吸収を15%、糖では20%抑えるとあるが、飲まない場合とそれくらいの数値しか変わらないので、効果をそれほど期待できない。

食物繊維にこのような効果があるなら、糖や脂肪を含むものを食べるときに、野菜やサラダを食べればよいということになる。考えてみれば、だれもが普通にやっていることで、油ものを食べると、あったりしたサラダやつけものが欲しくなるのは、体が求めているということ。

美味しいものは、体が求めているものだと思うので、おいしくなければ、そのお茶を飲む必要はないと思う。

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お好み焼き

 CMムービー YouTubeから

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