このマンボウは数日前、長崎県沖で捕獲。ブリ漁の巻き網に引っ掛かっていた。人力で持
ち上げるのは困難で、フォークリフトを使って運んだ。マンボウの入荷自体は珍しくないが、通常は重さ100キロほどという。
このマンボウを解体するのに、5人がかりで30分ほどかかった。身は白身で、空揚げや天ぷら、ソテーなどで料理され、まずまずいけるとのこと。
昔、マンボウは最大のプランクトン(浮遊生物)で流れにさからって泳ぐことはできないと、大学の先生に聞いたことがあるが、本当は泳げる。
大分県佐伯市のマリンカルチャーセンター(HPはココ)というところでは、多数のマンボウが大きなプールにいて実際に触ったり、ご飯を上げることもできる(マンボウを触れることができるのは、知っている限りここだけ)。
マンボウの泳ぐのをみると、かなりの速度でしっかり泳いでいる。
マンボウのメスが一度に産む卵の数は3億個、最も多く卵を産む脊椎動物なのだ。多数産んでも、大部分は他の魚に食べられるので、成長できるのはごくわずか。卵から孵化した稚魚は全身にとげがあり、成魚とは似つかない金平糖のような姿をしている(↓)。