2015年3月3日火曜日

ミツバチはこんなに大事 謎の大量死が深刻

あのアインシュタインの言葉を借りると、「もしミツバチが地球上からいなくなると、人類は4年以上生きられない。ミツバチがいなくなれば受粉ができなく、植物は育たず、そして人間は滅びる」

人類の食糧の三分の一は植物に依存している。ミツバチは、これら植物の80%の受粉に関わっている。ミツバチなしには人類の食糧はありえないのだ(以前のBlog参照ココ)。

今、ミツバチが大量に死ぬ現象が世界中で起こっている。日本国内でもミツバチの大量死が相次いでいる。この原因がまだわかっていない。

ミツバチの大量死の原因として、ダニ、ストレス、異常気象などが疑われてきたが、昨年、ヨーロッパで、ネオニコチノイド系農薬が原因かもしれないという報告が出た。

ヨーロッパでは、すみやかにこれらの農薬の規制を始め現在も続けている。

一方、日本はというと、先日厚労省がネオニコチノイド系の農薬「クロチアニジン」について、食品中の残留基準を緩和する案を了承した。この農薬は、殺虫効果が高い一方、人体には影響がすくないからだ。

厚労省の短期的視点では、そうかもしれないが、もしこの農薬がミツバチ大量死の原因であれば、日本の様々な植物の生態系に影響を与え、ひいては我々に大きな災難として返ってくるかもしれない。


イチゴにハチ


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