2016年6月8日水曜日

「アップルスイーツ」「カットリンゴ」が流行中 変色しないワザとは?

カットしたリンゴがビニールの袋に入っている「カットリンゴ」が売れているそうです。「アップルスイーツ」などの名前で売られていて、場所を選ばず、健康的ですぐ食べられる新感覚デザートとして、人気だという。

切っただけのリンゴだけでなく、ハチミツやキャラメルソースがかかったものもある。

最初、東京や大阪の大都市で自販機で売られて人気になったそうですが、今ではコンビニでも袋入りのカットリンゴが売られている。

リンゴはカットすると、カット面から茶色く変色するのはご存知のとおり。「カットリンゴ」は、変色を防ぐ工夫がされていて、冷蔵庫で2週間は変色せずもつという。

リンゴが変色するのは、カットされて露出した表面にあるリンゴポリフェノールが空気中の酸素と反応して酸化され茶色に変色するから。リンゴにはリンゴポリフェノールを酸素と反応させる酸化酵素も含まれていて、この酵素が働くため。

昔から、カットリンゴをお弁当箱に入れる時、お昼ご飯時まで変色を抑えるために、塩水につけることはご存知のとおり。塩水は、リンゴの酸化酵素の活性を抑制させることができる。

ただ、塩水ではそれほど変色防止は長持ちしない。もちろん塩水にずっと浸けておけばよいかもしれないが、それではリンゴが塩辛くなってしまう。

「アップルスイーツ」のように2週間も変色させないようにするには、ワザがある。酸化を抑えるのに、塩水の代わりにビタミンCの液に浸けている。ビタミンCは強力な抗酸化作用がある。

売っている様々なジュースや飲料などの成分表をみてみると、ビタミンCが必ず入っている。これは、ビタミンCを健康のために加えているのではなく、ジュースの酸化を防ぐため。その量はごく少量で、けっしてヒトの1日に必要なビタミンCがとれるというようなものではない。

そういうことなら、2週間もつ「カットリンゴ」は自宅のキッチンでもできるはず。ここまで書いて、以前にビタミンCに浸ける変色防止ワザについてBlogにしたことに気づいたのでそちらを参照ください(ココ)。

ついでながら、コンビニのカット野菜が変色しないのは、もっと強力な(そして体によくない)抗酸化の薬が使われている(ココ)。

ビタミンCについては、他にも以前のBlog「知っておきたいビタミンCの秘密」(ココ)、
「そうだったのか:一番風呂がいけない本当の理由」(ココ)もご参照ください。

カットリンゴ

2016年6月7日火曜日

「しれっと」という言葉の意味?

先日TVを見ていて、意味が分からない言葉があった。「しれっと」という言葉。

「あの会社が…いつの間に!しれっと新ビジネス始めました!」。この「しれっと」という意味お分かりでしょうか?

似た発音の「しらっと」というのと同じかと思ってみたのですが、「しらっと新ビジネス始めました!」は変ですよね。

「しらっと」というのは、しらばくれる。知ってるのに知らないふりをする。一方、「しれっと」は、なにごともなかったかのように平然とした様子。似ていますが、微妙に使い方が違うみたい。

漢字を当てると、「痴れっと」になるそうで、方言ではなく標準語で、古文に出てくる古語でもあるらしい。

ネットから「しれっと」を使っている文を調べてみると、

「ベッキー、またしれっとテレビに出演」
「しれっとやってもいいですか?」
「しれっとマナー違反する」
「 しれっと皮肉を言う」
「うそがばれてもしれっとしている」
「そんなのしれっと出しときゃわかりゃしないよ」
「ジムに通い始めた。しれっと始めたんで、しれっと頑張ります」
「おおさか維新にあやかって、しれっと兵庫維新の会を作る」
「観光客がたくさんいるビーチにしれっとウミガメがいて驚きました」
「ある映画のワンシーンを別の映画にしれっと使いまわす」
「消えたすき家の『まぐろたたき丼』がしれっと復活していました」
「 モテる女子がしれっと使っているモテテク」
「本日、電気料金がしれっと値上げ」
「しれっと私の仕事が増えている気がします」
「しれっとブログのデザイン変更した」
「会議中にしれっとLINEをチェックする」
「彼女はなにごともなかったように、しれっとそこから立ち去った」
「難しいことをしれっとやってしまうのがこの主人のスゴいところ」
「住居不法侵入をしれっとやってのける犯人」

だいぶ「しれっと」の使い方が見えてきましたね。それでは、しれっと終わりにしましょう。

2016年6月6日月曜日

「耐性ゴキブリ」「スーパーゴキブリ」 というのは?

最近のTVのバルサンのCMで「耐性ゴキブリにも効く」というのを聞いて気になった。「耐性」というのは、薬剤耐性という意味らしい。「殺虫剤や毒エサが効かない」ということらしい。

「耐性ゴキブリ」は、「スーパーゴキブリ」とも呼ばれている。

同じ殺虫薬剤を使っているうちに、薬剤に弱い個体は死んでいくのに対し、その薬剤に強い個体は生き残りやすくなる。そうした個体同士が子孫を残すと、次第に薬に強くなっていく、という仕組みで生まれたのかもしれない。

また、毒エサに対するちょっとした好き嫌いの差で、嫌いな個体が生き残ることで、選択圧がかかって、毒エサを食べない子孫ができたのかもしれない。

「耐性ゴキブリ」は、これまで効果のあった「ピレスロイド」系の薬品に耐性になってきているという。

昔は、ゴキブリはスリッパで叩いて殺していたので、「耐性ゴキブリ」や「スーパーゴキブリ」は生まれなかっただろう。人がこのような薬品を使ったことで、生み出されたといえる。抗生剤を新しく開発するごとに、それに耐性の病原菌が生まれて「いたちごっこ」になっているのと同じですね。

ふと思ったのは、実はスリッパで叩いていることでも、すばしっこく逃げるスーパーゴキさんが選択圧で残ってきている可能性もあるかも。そういえば、クロゴキブリと違って、日本固有種のヤマトゴキブリは山中にいて動きはかなりのんびりしている。


耐性ゴキブリ
自作絵:近くでみると情けない影絵ですが、少し離れてみると本物ぽいでしょ。

山口ブログ


 

2016年6月5日日曜日

まぶたを上げて頭痛・肩こりを治す:ガッテン流

この前のNHK番組ガッテンのテーマが話題になっているらしい。まぶたのたるみをなくすと、頭痛、肩こり、腰痛が改善するという目からウロコのような話。

加齢が原因で誰でもまぶたがだんだん下がってくる。この眼瞼下垂症がひどくなると、まぶたが閉じたままになって、前が見えなくなることもある。

若い人でも、アトピーや花粉症でまぶたを擦る習慣がある人や、コンタクトを使っている人は眼瞼下垂に早くなる。

まぶたが下がっているかのチェックは、顔に緊張を与えない状態で、鏡を見て黒目が丸く全部みえるかどうか。もし、上まぶたがかぶさって黒目が全部見えない場合は下がっている。

上まぶたが下がっていると、視界が制限されるので、無意識に眉を上げてまぶたを開こうとしたり、あごを少し上げたり、さらに猫背になったりする。これが、頭痛や肩こり、猫背からの腰痛を発生させる。おでこにしわがある人は、眼瞼下垂かもしれない。

眼瞼下垂が頭痛・肩こりや腰痛の原因になっている場合、二重手術でまぶたを上げると解消する。手術代は、日帰り&両目で、15,000円~5万円程度。

しかし、手術はどうも。。と尻込みする人には、二重のためのメイクで使う糊やアイテープを使ってもまぶたは上げることができる。手術に近い効果が期待できるわけだ。

昨日、お店に「二重用の糊」を求めて行くと、店員さんに「ガッテン見ました?」「今これが売れているんですよ」と言われた。

目をぱっちりさせて、頭痛・肩こりが治ればいうことはない。しばらく試してみます。

アイプチ1

2016年6月4日土曜日

サバイバル6日水とマットで 小2奇跡の生還

よく助かったと思う。北海道七飯(ななえ)町の山林で親に「しつけのため」と5月28日に置き去りにされ、行方不明となっていた小学2年生が6月3日朝、無事保護された。

捜索が長期化し、もう合同捜査本部を解散し、3日からは規模を縮小して捜索する予定だった。ニュースを聞いて、ヒグマもいる山林なのでもう難しいかもと思っていた。

人の車に石を投げたりして言うこときかなかったので、反省させる目的で山林の道路で車から下ろして500mほど行って戻ってくるといなかったのが発端。

子供は行方不明になった山中から北東に約5キロ離れた自衛隊の演習場内の宿営施設の中で発見された。捜索隊がちょうど捜索しなかった場所だった。

施設の中にはマットがあり、その中に入って体温低下を防いでいた。また建物には水道があったので、水も確保できていた。食べ物がなくよくもったものだ。

もし山林にいれば体温が下がり、水もないので危なかっただろう。

このニュースは世界中で取り上げられたようで、英国BBCでは「奇跡的生還」としている。ニュースに使われた写真がかわいらしい。はやく元気に回復して、よいこになってほしい。

西欧では「しつけ」のために、どなったりするだけでも精神的虐待になるとされている。西欧では、「タイムアウト」と呼ばれる方法が有効とされている。

まず、子供に対してどなることなく不快な顔で臨む。子供にとって一番嫌なことは親が不快な顔をし、無視されること。その後、子供を他の静かな場所に移してひとりにさせ、原因を考えさせ過ちを自覚させる。大事なのは、ひとりにさせる時間は数分程度にする。


広島ブログ