2020年2月16日日曜日

新型コロナは怖くない



先日、新型コロナウイルス感染症の正式名称が「COVID-19(coronavirus disease 2019)」(コビッド19)に決まりました。そして,世界の感染者数は6万人を超えました。まだ全く終息しているようには見えません。

日本人の感染者は,338人。死者1名。

日本国内のいくつかの地域で,中国人との接触がなく,感染経路の追跡ができない感染者が出てきたので,すでに街中に広がっている可能性を考えた方がよいでしょう。

封じ込めは,失敗したと言えます。WHOがヒトからヒトに感染することはないと最初に間違ったことを発表して警報発令を遅らせたのが原因で,それを日本が間に受け,初動が遅れたのが問題。

そもそも病院に行っても,医者が新型コロナに感染しているかどうか判断できないので,感染していても,中国人との接触や深刻な肺炎になっていなければ,風邪と判断されるでしょう。

今の所,感染を確認するのは,PCRという方法でウイルスの遺伝子を調べるしかないので,通常の病院ではできません。検査能力は日本全体で1日1,000件くらいとのことなので,早急に,どこの病院でも使える,抗体を使った検査キットを作る必要があります。

昨日は,タクシーの運転手や屋形船の人,病院の医者など,多くの人に接する職業の人が感染していましたが,今の所,子供への感染はありません。

子供に感染が見られることが,「市中感染」の完全な指標になるでしょう。というのは,学校や塾などを通じて確実に広がっていることを意味するからです。

中国のニュースで,エレベーターのボタンから感染するというので,ドアの前に爪楊枝がいっぱいスチロール板に刺してあって(↓),ボタンを爪楊枝で押し,使った爪楊枝は捨てるそうです。

感染しないようにするのは,インフルやノロウイルスと同じで,手洗いとうがいを励行すること。ウイルスは,口,鼻,目から侵入するので,手洗いに加えて,石鹸で顔を洗うことがよいでしょう。

現在までの様子を見ている限り,新型コロナに感染しても多くは普通の風邪程度で終わるようです。インフルエンザでも肺炎になる人や亡くなる人もいます。

新型コロナの致死率は2%と高いですが,この中国のデータは,優れた栄養状態で健康な日本人で当てはまらないでしょう。

マスコミが必要以上に煽っていてよくないですが,本当は「新型コロナは怖くない」と思います。致死にならない毒蛇や蜂に噛まれてパニックになって死ぬ人がいますが,感染して動揺してパニックになるのが一番問題です。

大事なのは,感染したときの心の対処を今から考えることだと思います。



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