先日のNHKガッテンの話。人参を触りすぎてアレルギーになるというのは、かなりショックでコワイ話だった。
ただ、よく聞いてみると、以前に社会問題になった「茶のしずく石鹸」事件と同じ原理。2011年に小麦成分が入った石鹸が美容によいと人気になった。
ところが、小麦アレルギーになる人が続出した。呼吸困難や意識不明などのアナフィラキシー症状を発症する人まで出た。
美容のためと思って、石鹸をしっかり長く使うと皮膚の角質が必要以上にとれる。そこに小麦成分があると、体内まで侵入してアレルギーになったわけだ。
人参を触りすぎてアレルギーになるというのも、手の皮膚が荒れていたり傷があると人参成分が傷から入ってアレルギーが発症するということらしい。
口から食べてアレルギーにならないのは、内臓の壁は外来物質を入れにくいようになっているからだろうが、案外皮膚からの侵入には弱いのかもしれない。
ガッテンでは、髪の毛に潤いを与えるためシャンプーに少量のハチミツを加えていた人がハチミツアレルギーになった例も紹介していた。
そうなると、牛乳石鹸や牛乳風呂なんかも、牛乳アレルギーになるのかもしれないですね。