2018年2月6日火曜日
知ってお得?:電池の使い分け:マンガン電池・アルカリ電池・リチウム電池
電池には色々種類があるので、どう使い分ければよいか迷うことはないでしょうか?
ここでは、マンガン電池・アルカリ電池・リチウム電池・リチウムイオン電池の違いとメリット・デメリットを簡単に説明し、それらの使い分けについて解説していきます。
マンガン電池
もっとも昔からある電池で、一番安い。休ませると回復する性質があるので、懐中電灯やガスコンロ・石油機器の自動点火のように時々使うものや、小さな電力で動くリモコン・掛け時計に向いている。(-)極が缶容器を兼ねた構造なので、スイッチの切り忘れ等で過放電すると、缶に穴があいて液漏れすることがある。
ちなみに、電池(どの種類の電池でも)が切れてたと思っても、最後は時計用に使えば、電気をほとんど消費しないのでまだまだ使える。
アルカリ電池
マンガン電池よりも容量が大きいので、2~3倍長持ちする。外の缶容器は化学反応に関係しないので、液漏れしにくい。マンガン電池のような、休ませると回復する性質はアルカリ乾電池にはない。強力ライト、電動歯ブラシなどに使うとよい。
ちなみに、TVのリモコンだとマンガン電池の回復する性質があるため、アルカリ電池より長持ちする。
リチウム電池
容量が大きく、マンガン乾電池の最高10倍長持ち。水分のない電解液を使っているので、0度以下の低温でも使える。リチウム電池といえば、薄いコイン型を思い浮かぶかもしれないが、普通の単3電池の形のものもある。以前はデジカメなどにも使われていたが充電できない使い切りタイプ。
ところで、電池は使わなくてもだんだん寿命が短くなる。保存できるのは、マンガン電池で2年、アルカリ電池で10年、リチウム電池だと15年。非常時用に買っておくならマンガン電池は×。液漏れもよく起こる。
上の、マンガン電池、アルカリ電池、リチウム電池は「使い切り」の電池で、「1次電池」という。一方、充電して何度も使えるのが「2次電池」。
リチウムイオン電池
最近のスマホやノートPCに多く使われているのがリチウムイオン電池。1世代前はニッケル水素電池だった。ところで、リチウムイオン電池の充電には注意が必要なので、以前のBlog(ココ)をみてください。