2019年9月6日金曜日
チャドクガの幼虫がびっしり 対策
玄関にあるサザンカの木の葉の裏にチャドクガの幼虫がびっしりいるのを見つけました。
チャドクガは,ツバキ科の葉に発生する毒蛾。お茶の木もツバキ科で,お茶の害虫でもあるので,茶毒蛾(チャドクガ)の名前があるのでしょう。
チャドクガの毒は,幼虫の細い有毒毛ですが,この有毒毛は厄介で,さなぎ、成虫、さらに卵にも付いてきます。虫が死んでからも毒があります。
幼虫は、若齢のうちは一箇所に固まっていることが多く、数十匹が頭を揃えて並び、葉を食べます。ひとつの枝の葉を食べつくすと、集団で隣の枝に移動していくそうです。
成長すると別々に動くようになり,木全体に拡散すします。食欲旺盛で、放置しておくと木が一本まる裸にされてしまうことも。
直接触るだけでなく,空気中に飛んでいる有毒毛に触れるだけでも,湿疹・かぶれができます。服に付いている有毒毛で後になって,かぶれることもある。
この毒は強力で,人によってはアレルギーを引き起こし,触れるごとに症状はひどくなって,発熱,めまい,嘔吐の症状も。
産卵は年2回、7~8月と11月ごろです。11月ごろに生まれた卵は、卵のまま越冬し、翌年の春に孵化します。
庭などに出ていて,湿疹・かぶれができた場合,こすったり掻いたりすると,他の場所に広げることになります。ガムテープなどで剥がし取るのが正解。あとは,抗ヒスタミン軟膏を塗っておく。
葉についた幼虫はビニール袋に入れて捨てることにしました。