インフルエンザにかかったと思ったら,48時間以内に病院に行って薬を貰えば,かなり楽になります。
抗インフルエンザ薬は,最新の塩野義製薬「ゾフルーザ」が出て,1日1回服用するだけで大丈夫になりました。今までのタミフルやリレンザだと,2回×5日服用しないといけなかったことを考えると,便利になりました。
ところが,「ゾフルーザ」の耐性ウイルスが増えているそうで,インフルに感染した12才以下の場合,30%の子供には効かないそうです。
子供の場合,インフルエンザに対する免疫の力が大人より弱いために、耐性ウイルスの増殖を抑えきれず、出現頻度が高くなると考えられています。
耐性ウイルスは、「ゾフルーザ」を服用しなかったインフルエンザ患者からも検出されていて,耐性ウイルスが人から人に感染するようで,今後耐性ウイルスが広がると「ゾフルーザ」は使えなくなるかも。
また,1回の治療費はゾフルーザが4,789円とお高い。タミフルが2,720円、昨年発売されたタミフルのジェネリックは1,360円(医療保険加入者は、この1~3割負担)。
というわけで,耐性化のリスク,コスト,未知の副作用のリスクをを考えるとしばらくタミフルを選択した方が賢いかも。