正月飾りの1つ,「鏡餅」ですが,最近はスーパーでも売っていますが,我が家では餅つきから全部自前で作っています。
「鏡餅」は、お正月の期間中に神様が宿る場所です。「松の内」が明けて鏡開きのときに「鏡餅」を食べれば神様の力を分けてもらえます。
地方や家庭によって異なるかもしれませんが,「三方」の上に,「四方紅」という四方が赤く縁どれれた和紙を敷き、紙垂、裏白、串柿を置き,鏡餅を二段のせ、昆布、橙を飾ります。
載せるアイテムにはそれぞれ意味があり,
「鏡餅」には,鏡,玉,剣の三種の神器に見立てて,それぞれ「鏡餅」、「橙」、「串柿」があります。
「裏白」(ウラジロ)は,シダの一種で、裏面が白いのが名前の由来。うしろ暗いところがない清廉潔白の心を表します。
「串柿」は,干し柿を串に刺したもの。「嘉来」との語呂合わせも。
「昆布」は,「よろこぶ」との語呂合わせ。
「紙垂」は「しで」と読み,雷の形になっていて,邪悪なものを追い払う神聖な場所を確保するもの。
最後に「紙垂」の作り方を,ご紹介します(↓)。
A4サイズの白い紙を3回折って広げ,二つ折りの状態で,折り目に沿って2/3ほど互い違いにハサミを入れます。そして折っていくだけです。